みたぬメモ

地味にメモ

キングダムハーツのセリフで英語を学ぶその3

だいぶ間が空いてしまいました。

srknr.hatenablog.com

 

風邪を引いたり、他の勉強や、原稿をしたり。師走に向かって慌ただしくなります。

今回も日本語セリフの参考はこちらの本です。

キングダム・ハーツ・ファイナル・ミックス メモリアルアルバム

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前回はカイリの「でも見てみたいって気はするな」という半端なところで終わりました。

 

 ソラ : I'd like to see it too.

 「俺も見たいんだよなあ」、ここはオリジナルとゲームと一緒です。

 

ソラ:Along with any other worlds out there! I want to see 'em all!

はて。なんかまた訳しにくいのがきた。。。

along withが「一緒に」という意味でしょうか。out thereは直訳すると「外側」ですけど、ネイティブ友達に聞いたところ、「ここじゃない」というニュアンスです。

ここじゃない他の世界が一緒に存在しているなら」、という具合で、なんか「存在している」あたりの動詞が抜けているのかもしれません。

'emは初めて見たんですけど、themの省略形とのこと。ということは前のセリフと続けて、「それら全部見たい!」という具合に訳せそうです。ようやくオリジナルの「この世界以外にも世界があるんなら 死ぬまでには絶対見たい」という訳に近づきました。

日本だと「死ぬまでには」という表現を用いることで自分の意思が強いことを示しますが、英語だとそういった表現ではなく「I'd like to~」→「I want」という変化になるんですね。死ぬまでには、という表現は宗教的に物騒だからかな?

  

カイリ:So what're we waiting for? 

私たちに何が待ってるかな?」って感じですかね?

オリジナルの日本語版だとここは「じゃあ、一緒に行こうね」というセリフだったので、「カイリはやっぱりソラのことがこの時点から好きなんだろうなあ」と思えていたんですけど、こっちのセリフだとカイリはソラに対してちょっとあっさりで寂しい笑

 

 

リク:Hey, aren't you guys forgetting about me?

俺のこと忘れてないか?」、忘れてないよリク!!!というわけでようやく登場です。ちなみにここの元のセリフは「おいおい、俺は仲間はずれかよ」でしたが、英語も日本語も同じぐらい皮肉が効いていていいですね。

 

リク:I guess I'm the only one working on the raft. 

raftってなんだろうな〜と思ったらやっぱりイカでした。

というわけで「イカダの作業は俺たった1人でやってると思ってるよ」というところかな。日本語だと「真面目にイカダ作ってるのは俺だけだ」という断定系が、I guess + I'm the only oneで「たった1人で作業してるって思う」と、やはりかなり強調して言っているのがおもしろいです。

 

リク:And you're just as lazy as he is!

 「あなたも彼と同じぐらいサボってるよ!」、、これだとリクのセリフが固すぎるので「カイリもソラと同じぐらいサボってただろ!」でしょうか。

オリジナルのセリフだとここは「カイリも一緒にサボってただろ!」ですけど、日本語での「一緒に」のままだと、withかtogetherかもしれませんが、ここでのサボりはカイリは別段ソラとの共同作業(共同サボり)というわけではないので、一緒に→同様に→as lazy as という変化が起きたのは自然です。

 

カイリ:So you noticed.

「へへ、ばれたか」が「気づいてたかw」って感じですね。ここのカイリほんまかわいい。

 

カイリ:Okay, we'll finish it together. I'll race you! 

「オッケー、みんなで一緒に終わらせよう!勝負しよう!」、あーもうカイリかわいいかわいい。ここでの「I'll race you!」は島っ子たちの物事を始める際の合言葉みたいでいいですね。ちなみに原作だと、「ね、向こうまで競争しよう!」です。

 

リク:what, are you kidding?

kiddingには冗談という意味があるので、「なに言ってんの?」って感じかな。リクはやっぱりクールです。

 

カイリ:Ready, go!

カイリ役の声優さんほんまかわいいかわいい。訳す必要もなさそうですけど「よーい、スタート!」って感じで駆け出す3人たちが本当に幸せそうで、ずっと見ていたい、というか何度もプレイ中も動画でもここを見ていました。

 

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相変わらずの亀更新ですけど、とりあえずようやくリクのセリフまでこられたのが嬉しいです。引き続きぼちぼち頑張ります。

 

ゴディバのドリンクがどうしてもどうしても飲みたかった

#この日記はポエムです。

 

11/13は自分の誕生日です。

しかし近年、誕生日はわりといいことがなかった。他の人から見るとそこそこ充実していた生活に見えていたのかもしれないし、周りの人も私が快適な気持ちで過ごせるように振舞ってくれていたとも思うんだけど、それでも主観ではいいことがあまりなかったように思えた。

去年も誕生日前日に↓の日記を書いていたのを思い出して読み返したんだけど、「残念!きみはその誕生日に他人から八つ当たりされた上にマウントを取られて夜にめちゃくちゃキレながら泣いてます!!!」って教えてあげたい。

srknr.hatenablog.com

(実を言うと去年の誕生日は、キングダムハーツのコラボをしていたアルトニアに行けたんですが、その喜びを超えるレベルのメチャギレ事案があったという言い方が適切です。他人にしてもらったことよりも怒りに目を向くとは、ひどい奴である。)

 

 

よりによって誕生日なのに。むしろ誕生日だからなんだろうか。

 

誕生日だからって「いいこと起きないかな〜」ってわずかながらでも期待値を上げたりだとか、「誕生日だし特別なことをしよう!」ということを企むのはいい加減やめどきなんだろう。

 

誕生日云々でいいことが起きるとは思わない、これに今年は徹しよう。そうしよう。

 

 

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そんなことを昨日の夜に考えていたら、今朝は寝坊した。

でも朝ごはんを食べる時間も化粧をする時間も、朝ドラを見る余裕もある。強いて言えば日課の朝ジョギングができない程度の寝坊である。

これが小学生の頃だったら「誕生日の日だから早起きしないと!」とよくわからない義務感に駆られていたのに、そもそも誕生日であることも忘れている目覚めである。

昔だったら「クソォやはり俺は誕生日に幸せになれない人生なのか!?諦めんぞ!!!諦めんぞ!!!」と、思うのかもしれない。

 

しかし、そこまでの激しい感情に揺さぶられることもない。今日の自分は豪華な食事もケーキも何もないのである。特に約束もなにも取り付けていないし、サプライズを起きる環境でないことも知っている。

「っていうか本当、誕生日だからって特別にいいことが起きるとは思わないでおこう」、ようやくこの境地に至ってきた。人生n年目にして、いい加減現実が見えてきた。

 

 

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やや寝坊したので、やはりややバタバタしながら朝の日課で植物に水をやる。

去年買ったミニバラもいい感じに咲いている。しかも、このまえ植えたチューリップに芽が出てきた。

しかし感慨も湧かない。

セナという黄色のミニバラは綺麗に育って咲いているけど、ピンクのプリンセスチュチュというバラはとっくの昔に枯れたのだ。更に言えばこのまえ鉢に差し替えたユウナはまだうんともすんとも言っていない。誕生日だからといって、いいところばかりにフォーカスするのはやめよう。私が枯らしたプリンセスチュチュの球根は戻らないのだから。

 

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10年以上付き合いのある親友からLINEがきていた。めちゃかわいいポケモンスタンプと共に。

正直なところを書くと、自分はその親友の誕生日当日を忘れていて、その少し後にamazon経由で良さそうなものを見繕ってプレゼントした。そんな薄情な友人に対して、親友は丁寧に今年もLINEをくれるのである。本当にいいやつである。

そんな親友に「よければ今夜食事に付き合ってくれないか」などと誘おうと思ったけど、それは甘えである。誕生日だからといって他人に甘えていい免罪符にはならない。そして自分の性格を考えると、「祝ってくれよ〜w」と軽口を叩いてしまう。そういう甘えからはいい加減卒業しよう。いい歳なのである。

 

 

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今日は、諸々の進捗について聞かれてレビューをされた。

ああだこうだととても自然に、指摘というよりも要望に近い意見の山が降ってきて、自分のやるべきことが増える。

昔だったら「そういうの事前にまとめて言ってくれないかな」と思っていたんだろうけど、「まあ実際のブツができてみないと、指摘するのも難しいもんなあ」という心構えに切り替わっている。

 

余裕とかではない。そういうことは往往にして起きやすいという、対人経験値が溜まってきただけであって、内心は「期限までに終わるのかね、これ。」と冷や汗を掻いている。誕生日だからって徳政令が起きるわけではない。他の人にとっては、今日は特別でもなんでもないただの1日である。

 

 

 

===

さて。

ここまでなるべくクールに過ごしたけど、実はめちゃくちゃ飲みたいと思っていたドリンクがあった。ゴディバのドリンクである。私はチョコレートがかなり好きで、幼少期から、そこらへんの果物とチョコレートを選べと言われたら迷わずチョコレートを選んでいた。

すごく変な話、スタバや星野珈琲といったカフェにはそこそこに飲みに行くのだが、なぜか本当に飲みたいと思っているゴディバだけはほとんど手を出せずにいた。

なぜだろう。商品によってはスタバより安いドリンクもあるのに、ゴディバだけは私にとって深窓の令嬢のごとく、軽く手を出せるものではない。スタバはそこそこ通ったけれど、ゴディバだけは覚えている。過去に2回しか行っていない。

 

飲みたい。飲めばいいじゃんと思うかもしれない。

しかし、自分は一応ダイエット中なのである。飲みたいものに躊躇なく手を出していたら、いけないのである。もう大人なんだから、節操を覚えなければいけない。

 

そして、何よりも一つの危機感も抱いていた。

ゴディバは、特別な飲み物である。けれど、自分はゴディバを飲むにふさわしいことをした人間だろうか。自問自答する。別にしていない。びっくりするぐらい何もしていない。

 

じゃあ特別にいいことが起こった日に飲めばいいじゃん」などと考えて、ゴディバを横目に通り過ぎる毎日。そこそこの月日が経っていた。飲めていない

 

飲みたい。誕生日だから許されるんじゃないだろうか。しかし、誕生日とは、本当に特別にいいことが起こっている日なのだろうか?単に生まれただけである。

私はそれを飲むに値するほど、すごくよいことをした1日だっただろうか。

あるいは今まで、ゴディバを飲むに値するほど誠実で、周りから期待されること以上に責任を伴った行動を起こせていただろうか。

 

 

 

 

……否。

 

 

どちらかといえば自分は横暴なことをしてきた方だし、もっといえば、他人を幸せにした記憶よりも不快にさせてしまった記憶の方が多い。

 

ここでゴディバのドリンクを飲もうものなら、明日からひどいことが起きるかもしれない。誕生日だからと行って、過剰なことをしてはいけないのである。今日という1日を、特別なものにしすぎてはいけないのである。

 

 

 

誕生日だからといって、過度な期待をしてはいけない。

今日は贅沢をしないのである。

言われたことをきっちりやるのである。

寄り道などせず、余計な買い物もせず、まっすぐ帰るのである。

 

 

 

飲みたい。

そもそも財布にお金もあるし、誰かにご馳走されるわけでもない。

ゴディバがもしもまずかったとして、私はゴディバに怒鳴り散らすだろうか。否、そんなことはありえない。

自分の力でゴディバを飲んで、ゴディバがまずかったとして、ゴディバで太ったとしても、それはすべて自分の選択の結果なのである。

 

いや、しかし、人生が。カロリーが。今日という日は。

 

いろいろな考えが駆け巡る。

 

 

 

誕生日ぐらい、自分のやれることをやれる日にするぐらい、いいんじゃない?

 

 

私は他人を幸せにはしてこなかったことの方が多い。

だからというわけでもないが、他人に幸せにしてもらおうという考えを捨てるのは、限りなく正しいのである。誰がなんと言おうが、これはもう自分にとっての人生哲学だ。

 

他人に幸せにしてもらえなかったからと言って他人に当たり散らすのではなく、自分で自分を幸せにするのだ。それが、正しい在り方なのだ。

 

 

帰り道。店に足が向かった。

よくわからないながら、限定商品を頼んだ。

今日はやや冷える日だったので、温かい方にする。

人混みが多いので、なるべく端に避けて飲む。

 

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一口。うまい。あまい。

ゴディバは裏切らなかったし、自分の選択も満足がいった。

 

帰り道、さらに花でも買おうかと思ったけど、それもまた自分の誕生日を特別視しそうなイベントになりえそうなので、やめた。

 

とっとと帰って、冷凍庫にあった味の素の餃子を焼く。生姜入りでうまい。

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変哲も無いけどおいしい餃子を食べながら考える。

 

===

まあ、こんなものかもしれない。誕生日なぞ、特別視するイベントではないし、特別視してもいけない。

人と特に衝突もせず、ゴディバを飲めて、餃子を食べられた、そんな1日なのである。

それでいい。それぐらいがちょうどいい。

 

 

去年と比べると、愛猫もいなくなった。自然消滅していった友人もそこそこにいる。

二度と会わないんだろうな〜〜と予感できる人も何人かできた。

家族からも、何も連絡はない。

でもいい。ゴディバを飲んだ。

 

今年は無事に過ごせた。じゅうぶんである。

 

 

とかなんとか考えて、今年の11/13も終わるなあとしみじみしていたんですけど、

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誕生日プレゼントに花束がきました。

 

ちょっとうるっとしたところで、今年の誕生日も締めくくっていきます。

 

 

長文ポエム読んでくれてありがと〜〜〜

キングダムハーツのセリフで英語を学ぶその2

つづきつづき。

srknr.hatenablog.com

 

今日扱うカイリのあるセリフにめっちゃくちゃ苦戦したので、今回はあえて簡単なセリフも丁寧に追いかけます。

 

1. デスティニーアイランド1日目

カイリ:I've told you before, I don't remember.

オリジナルだと「覚えてないよ、前にも言ったでしょ」というセリフが英文だと逆の順番に。こういうの個人的にはおもしろいです。時制の一致って高校英語にあったなー。

「前にも言った」だけなら"I told you before"で良さそうなものですけど、そのあとに「今そのことは覚えてない」という内容が続くため、単純な過去形ではなくてhave + 過去分詞の形にしないといけないよねなんとかかんとか。

 

ソラ:Nothing at all?

 「何もない?」だと、前後の会話の流れがちょっと不自然になるので、ここは「何も覚えてないの?」ぐらいが良さそう。オリジナルだとここは「思い出したかと思って」というセリフですけど、確かにソラは1人で不思議な夢を見ただけなのに、突然カイリが故郷のことを思い出すという思考に至ったかのように取れるソラのセリフは不思議ちゃんだったので、この改変はGood jobかもしれません。

 

カイリ:Nothing.

何も覚えてないよ」という感じでしょうか? シンプルなセリフですけど、このセリフはあとの訳の解釈で重要になってきます。(きました)

 

ソラ:You ever want to go back?

カイリは(故郷に)帰りたくないの?

……まあ久々にゲーム画面観てストーリーを追っているわけですけど、なんかソラもたいがい無茶振りな質問をしているなあと思いました。でも微笑ましいです。

 

カイリ:Well, I'm happy here.

うーん。私はここで幸せだから(帰りたくはない)」というセリフは、オリジナルと一緒です。

 

ソラ:Really...

本当か……

なんでソラってこんなに不思議ちゃん質問をカイリにぶつけてるの??? ねえ?ねえ???(笑っています)

でもそれほど目覚めの園での体験は、ソラにとって不思議かつ衝撃的なものであったのだなって今更ながら思います。まあそれ以上の不思議体験をソラはこのあとたくさんするわけですけど!!!

 

カイリ:But you know...

you knowはとりあえず無視できそうなので「でもね……」と、カイリのセリフが続きます。

 

 

カイリ:I wouldn't mind going to see it.

 

わたし、ここの訳が一番今日苦戦しました。

オリジナルだとここは「見てみたいって気はするな」というセリフなんですけど、「なんでwouldn't mindなんじゃ????」と、滝汗です。

woudn't mindの文を見て私が不思議に思った理由を簡単に書くと、「would」で「〜したい」という解釈をしつつも「not」の否定が入っているし、さらには「mind」は「気にしない」という意味だと解釈したら、ここのカイリのセリフは「見に行くことを気にしないんじゃないかなー」って……変じゃね!?変だよね!?ってなったというわけです。

 

一応Google翻訳にかけてみたところ、「私はそれを見るつもりはない。」、あっなんかおかしい。グーグルがめずらしくおかしい。そんな壁にぶつかります。

 

ここでまたネイティブの友達先生に聞いたところ、「一連のセリフの流れを意識してね」とアドバイスをもらいました。というわけでまとめると、

 

  • 2人のやりとりから、カイリには故郷の記憶がないことがわかっている
  • ソラは「故郷へ行きたくないの?」と質問
  • それに対してカイリは、「私はここで幸せだから」と、故郷に行きたい気持ちよりここでの幸せを強調することで、故郷に行きたい気持ちを否定している
  • ソラ「本当に?

 

この流れを簡単にまとめると、カイリは会話の流れで一度、故郷に行きたい気持ちを否定しているため、単純に「行きたい!」とは言えない状態である。

だから、「I wouldn't mind going to see it.」は、「行きたくなくはない」を訳したもので、結局は「行きたい!!」という気持ちを表しているんだよ〜と教えてもらいました。なるほどすっきり!

確かにカイリがここで「But I want to go there!」と言ってきたらソラもさすがに「おまえ幸せじゃないの!?」という疑問を抱きかねないし。

カイリは、ここデスティニーアイランド)で幸せなのは否定しないけど、でも行きたい気持ちも当然あるよ!とソラに伝えているのが、カイリという女の子は改めて、色々な人の気持ちを俯瞰して考える聡明な少女というのがわかる表現で、翻訳者さん本当にナイスです。

 

 

===

なんだか熱く書いたら今日もあっという間に2,000文字超えでした。今日もあの幼馴染のセリフまでたどり着けなかった。。。そして明日は飲み会の予定なので、彼が出てくるのは木曜になるのです。すまんの……。

 

オリジナルの日本語参考はいつもお世話になっているこの本です。

ぜひ買いましょう!(ダイレクトマーケティング

キングダムハーツのセリフで英語を学ぶその1

一つ前の記事はこちら。 

srknr.hatenablog.com

とりあえず二日目をこうして書けることで、「I'm lazy bum」にならなくてよかったです(昨日早速訳していたやつ)

日本語訳は引き続きキングダム・ハーツ・ファイナル・ミックス メモリアルアルバムを参考にしています。

ちなみにこの本はストーリーをざーっと読み返したいときはおすすめです。ほとんどのセリフをきちっと書いているし。まあ物語の補完を期待している人には物足りないかもしれませんが。。。 

 

1. デスティニーアイランド1日目つづき

ソラ: No! This huge, black THING swallowed me up!

おっ、「THING」という大文字強調があります。この時点だとソラはダークサイドという名称どころかハートレスの存在もよくわかってないですもんね。

「巨大な黒い何かが俺を飲み込んだんだ!(覆い隠したんだ)」、swallowed up で飲み込んだとか、覆い隠したとか、そんな感じの訳になります。

 

カイリ:Are you still dreaming?

「息ができなくなって!」と続けるソラにカイリが一撃放ってこの一言。

オリジナルだとここは「まだ目が覚めない?」でしたが、英語版だと「まだ夢見てるの?」になっているのが、このあとのシリーズ連作を想起していいですねw

 

ソラ: It wasn't a dream! Or was it? I don't know.

オリジナルでは「夢じゃなくて……夢だったのかなあ」というセリフが英語だと「夢じゃない!それとも……?わからない」 というなんだかモヤモヤする回答をするソラ。そりゃカイリも一撃かまします。

このあともオリジナルでは「知らない場所でさ、変な場所でさ」というセリフが「What was that place?(あの場所はなんだったんだ?)」とカイリに質問しているかのようなセリフ回しが続くので、英語版のソラは今見るとおとぼけなことを言っているのかも?と思います。

 

ソラ:Say, Kairi.

「Say」が最初についていたので動詞の命令形なのかなーと一瞬思っていたんですが、ネイティブの方曰く、「このsayは"ねぇねぇ"といった呼びかけの意味だね」と教わりました。確かにー。ここはオリジナルと一緒で「なぁカイリ」という意味になります。

 

ソラ:what was your hometown like? You know, where you grew up.

直訳すると「カイリの故郷はどんなところだった? カイリが育った場所?」 、うーん、ちょっと硬いです。

「you know, where you grew up」はその前のセンテンス「hometown」を修飾しているんですね。だからこれは省略されていて、本当は「the place where you grew up」と捉えるのが良さそうです。

しかし呼びかけの「you know」を無視するとしても、どうしてそのあと「where you grew up」と、疑問詞で始まるのにクエスチョンマークが最後につかないんだろうとネイティブの人に聞いたところ、前のセンテンスで「?」を使っているからじゃないかなーと言われる。

たとえば日本語でも「ねえそういえばあの場所はどうだった? あなたが休暇にいったところ」 といった曖昧な場所を尋ねるとき、"How was in there? Where you went for vacation."と質問するんだよーと教えてもらってわかりを得ました。

場所を主語にするとこんな文になるんですね。なるほどなるほど。 

 

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亀並みのスピードですが、いよいよ明日あたりはもう1人の幼馴染のセリフまでいきたいです。そんなお気持ちです。ではまた。

キングダムハーツのセリフで英語を学ぶその0

最近英語を使う機会が増えて、勉強しないといけないもののモチベが……あーそういや自分の好きなキングダムハーツで勉強すればいいじゃん、そうじゃん、という安直な発想からスタートします。著作権的に怒られが発生しない程度にやっていきます。。。

何日かかるかわかりませんが、自分の英語勉強がてらまとめます。

日本語訳はキングダム・ハーツ・ファイナル・ミックス メモリアルアルバムを参考にしました。

(画像をクリックするとAmazonのページに飛びます)

1. デスティニーアイランド1日目

 

ソラ: whoa! Gimmi a break, Kairi.

ここは「わぁ! おどかすなよカイリ!」のはずだけど、なんか意味合いが変わってる。

「gimmi」は「Give me」なのはわかるんですけど、果たしてこれは「休憩をくれよ」という意味で捉えていいのかな。

ちなみに「give me a break」は「いい加減にしろ!」という意味があるそうで(参考:【gimmi】スラング英語の意味 : スラング英語.com)、オリジナルのセリフを考えるとその方が意味的に近いといえば近いけど、ソラの性格的には……うーむ。。。むずかし。。。

追記:ネイティブの人に聞いたところ、ここはスラングの意味で合っていて「わっ、ほっといてよ!」みたいな感じだね、とのこと。ははあなるほど。ソラは寝ていたところだったので、「やめてよ!」みたいな感じだったのかもしれないです。

 

カイリ:Sora, you lazy bum.

「そっちが勝手におどろいたんじゃない」が、↑の流れを受けて、カイリのセリフもやや変更。

lazyが「怠け者」という意味なのはわかるんだけど、「bum」ってなんやねんって思ったらやっぱりこれも「怠け者」という意味なんですね。lazyとbumの二つを合わせることで、ソラがずっと怠けていたことを強調したいのかも?「ソラって本当になまけものね!」みたいな。

追記:ネイティブの人に「ここどうして "Sora, you are lazy. "にしなかったんだろうと聞いたところ、「説明的すぎて、硬すぎるから」と言われました。ふむむ。

カイリは幼馴染のソラに対してかしこまる必要はないので、"Sora, you lazy bum."になったんだねーとこれまた納得。

 

 カイリ:I knew that I'd find you snoozing down here.

オリジナルだとここは 「そろそろサボる頃だと思ったんだよね」だけど……????

一応グーグル先生の翻訳にかけたところ「私はあなたがここでうんざりするのを知っていることを知っていた」というむちゃくちゃな結果になりました。

まず、最初の「I knew」は「知ってた」と訳すとして、「じゃあ何が?」という中身がthat以下になるわけですが、次の「I'd」が「I would」か「I should」か「I had」、「I could」のいずれかの省略形であることを当てないと進めません。まあ文脈的に「I would」ですね。

「I knew(知ってた)」と「I'd find(わかってた)」との訳の競合が気になるところですけど、それっぽく訳すと「私はソラがここで居眠りするだろうということをわかっていた」、、、固すぎるのでもうちょい柔らかめに行くと「ソラは居眠りするんだろうなとわかってたよ」ぐらいでしょうか。

ちなみに「snoozing down」はベッドで寝ると行った本格的な眠りの動作ではなく、居眠りの意味になるそうです。なるほど〜。

 

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こんな感じでゆるーくやっていこうかと思います。3発売前にせめて1が終わればいいんですけど。

なお、間違いなどツッコミは常に歓迎です。よろしくお願いします。

メルカリを二ヶ月間使ってみての感想

メルカリを主に持ち物整理のために、二ヶ月間使ってみました。

色々感じた・考えたことをサラッと書いておきます。

 

売れた?

率直に書くとそこそこ。二ヶ月間で売上が一万円を超えたので、ガッツリやる人に比べたら低い方でしょうけど、個人的にはOKです。というのもシステム上、メルカリは売上一万円以上の振込申請でないと手数料を取られることと、三ヶ月以内に振込申請をしないと売上金が消失してしまうためです。そのため売上金が消失しない期間内に、手数料を取られない売上金を手にすることができてホッとしました。

 

売れたもの

自分はオタクなので、オタクグッズ(缶バッジとかアクリルキーホルダーの類を想像してください)や、不要になった本・雑誌を出していました。過去に売れたものと現時点出品している数を合わせると計29点でした。

 

そして売れたものは圧倒的に本・雑誌です。すべて発売されてから2年以内ですが、5点出品して、全て三日以内に売れました

売値は買った時の半値〜2倍ぐらいです。

話題本はメルカリ上でも「この本の売れる価格帯はホゲホゲ円です」といった表示が出たのでそれに従ったりだとか、他の目安だとアマプラの価格を見てからそれより気持ち安くした感じにしました。

一方、貴重な本は当然ながら買値の2倍以上でも躊躇いなく買ってくれる人が多いなあという印象です。

 

本以外で売れたものはオタクグッズになるわけですが、東京限定のイベントで貰った非売品が、全国流通した製品より断然売れました。

たとえば、以前ハマっていたアニメの限定コラボショップが東京限定で開かれていたんですけど、そこで3,000円以上買うともらえたポストカード(not書き下ろし)は秒で売れました。(存在すら忘れていたのでまとめて500円ぐらいで売りました)

地方かつ期間限定の品は基本的には手に入りにくいですもんね……。

 

あと、新品未開封の品で2~3割定価から安くしたグッズは売れやすかったです。

さすがに同じジャンルを好きなもの同士、何がお得なのか見極める力が秀でているな〜〜と思いました。

 

売れなかったもの

んーオタクグッズなんですけど、人気がそこそこのキャラクターのものは定価以下にしてもやっぱり売れにくいです。

他の人気キャラグッズと抱き合わせて出品したりも試みましたが、やっぱり全然売れませんでした。

 

利用者のリテラシーはどうですか

もともとメッセージやりとりが好きじゃなく、「即購入可・値下げ交渉不可」とすべての出品ページに書いたためか、はたまた出品したもののジャンル故か、無茶振りは一切ありませんでした。そのため主観としては他ユーザーとやりとりしていて、困ったことはありません。

強いて印象に残ったことといえば、購入されたあとで取引相手から「すみません、急遽明日から入院が決まったので、到着連絡が遅くなるかもしれません……」ってメッセージが来たことですけど、無事に評価されたし手術も終わった報告もきてホッコリしました。

 

 

メルカリの使い勝手はどうでしたか

お、書いちゃう?

書いちゃう??

 

う〜〜〜んとね、、、、。

 

 

 

 

 

 

最悪

 

 

 

使わせて貰っているくせにいきなり「最悪」というのもひどいですが、UIは以下の点が気になっています。

 

・出品ページのコメントフォーム入力は、カーソル移動しにくくて文字が打ちにくい。

・一度出品したページの金額を編集するとき、入力フォームの金額がそのまま残された状態で打ち始めになる。たとえば400円で出品した商品を300円に変えたいとき、400,300円と打ちがち。一度ユーザー側で消すのが手間。

 

まあこれだけなら「私をフロントエンドとして雇ってくれ〜〜w」とジョークを飛ばすこともできるんですけど、最悪のUX体験をしました。

 

・ある日突然、「あなたは禁止行為をしたので、無期限の利用制限をしました」と、詳しい説明もなく利用制限される

 

 

ちなみに禁止行為とやらも、身に覚えがありません。

びっくりじゃないですか。まあでもよくわかんないけど運営の逆鱗に触れたのなら仕方ないって思うじゃないですか???

 

 

・その一時間後、「事務局にて行わせていただいた対応は誤りでした」と制限解除される

 

 

「は????」とさすがに声を出しました。

そもそも売上金が三ヶ月後に自動消失する制度もよくわかんないですし、さらに詳しい理由も知らされず利用制限されたり、「やっぱり間違いでした、てへぺろ」と詳しい間違い理由も明かされないまま解除されると、「あーーーうん、またいつ同じことされるかわからんし、早めにメルカリから撤退しよう」と思いました。しかも問い合わせフォームも充実してないし。

以上、自分がメルカリの使い勝手を最悪だと思っている理由です。

 

でもいいところだってあるでしょ

コンビニと連携して発送できるサービスはすごくいいと思いました。

発送票をいちいち書かずに済むのが手軽だし、郵便局やヤマトが開いている時間を気にせず発送できるのはアドです。

あと匿名配達ができるのも、購入者側にとってはいい配慮だと思います。

 

次に、商品のバーコード読み取りをすることで、出品物の説明を自動入力してくれるところや、グッズに関しても画像解析である程度ジャンルを特定してくれるのは、入力の手間が省けてよかったです。

 

でもやっぱりいきなり運営の間違いで利用制限するサービスはヒヤヒヤします。お金扱っているアプリだからね。そこはね。

 

 

売上申請したら、早々に退会します。ありがとうございました。

「あ、それ私じゃないですね」の一言が言えない

それは唐突に起こった。

連日ちょっと遠出をしているため、今夜もぐったりしており、布団に吸い込まれていた。

しかし化粧も落としていないし風呂にも入っていない、寝るわけにはいかない。

そんなとき自分はTwitterを開くことで無理やり起きていることにしている。とはいえ端から見たら単なるナマケモノのそれでしかないのだが、なんとかして起きようと抗っている。自分の眠気とか色々なものとか。

 

そして眺めていたTLに……それは突然現れた。

 

 

 

「みたぬさんですか〜!?」

 

なんのこっちゃねん。

ツイートと共に添えられた画像を見てみる。なるほど、流行りの匿名で意見や質問といったメッセージを飛ばすことができるサービスの画像だ。

 

内容を見てみる。

 

 

「宅飲みしよ!」

 

 

 

知らん。送ってない。

 

 

ツイート主、Kちゃんとしよう。このまえやっぱり飲んだんだけど、久々に会った彼女は可愛くなっていた。最近体重は落ちたものの、筋肉が落ちていることを心配していた。ちなみに目の前で私がカロリーを摂取しようとしたら「ダイエットはいいんですか?」とニコニコと綺麗な顔で質問してきた。

とにかくそのKちゃんは「宅飲みしよ!」と誘っているのはこの自分だと誤解しているのだ。

これはいけない。勘違いを解くのが紳士のたしなみである。

 

しかしそこで気づいた。

 

Kちゃんは、私を指しているのである。

しかし実際にKちゃんを宅飲みに誘っているのは"私ではない誰か"なのである。

 

もしこれが、これがKちゃんと遊びたがっている誰かが送ったメッセージとして、「みたぬさんですか!?」と返事しているのを見たらどう思うだろう。

「あ、俺 / 私 よりみたぬという、謎のオタクが先に浮かぶんだ……」と、非常に寂しい気持ちを感じるのではないだろうか。自分なら感じる。匿名性のサービスを使った自分が悪いという気持ちを覚えつつも、「私じゃない誰かを先に思い浮かべるの?」などとKちゃんに切なさとかなんかそのへん(眠気で語彙力がすべて後退)の感情を思い浮かべる気がする。

そして困ったことに、名乗り出せない。

「それは私のメッセージです」などとは、謎の「みたぬ」という人物乱入によってそれが果たせない。まるで取り違えられたラブレターのごとく。気づいたら謎の青春劇に巻き込まれている。これはいけない。

 

 

では私が「あっ、それ私じゃないですね」とKちゃんにリプライを送ったら、どうだろうか。

「えっ違うんですか」などと微妙な感情が発生しないだろうか。俺なら発生する。だってそうじゃん、誰かからメッセージ受け取って「あっそれ私が送ったメッセージじゃないですね」などと言われたらなによみたぬの勘違い!こんなメッセージ一つで浮かれちゃって!!みたぬのばか!!!などと布団の中でジタバタしないだろうか、俺ならする。実際疲れすぎていま現在進行形で布団の中に触覚をもぎ取られた虫のごとく横たわっているけど、それでもジタバタする気がする。バタ足ぐらいならなんとかやってみせよう。

 

 

どうしよう、どうしたもんだ。どうしてみたぬの名前なんてまっさきに思い浮かべたんだいKちゃん、私はいま現在進行形で死んだように布団に横たわっていたのだから、可愛い女の子を誘うメッセージを送る元気さなんてカケラも残ってないんだよ。君にはもっと大事な人がいるっぽいよ。匿名で誘うような人間だけど、たぶんいいやつだよ。君はそして西友で買った安い酒で友達と気兼ねなく夜を語りあかすんだ。そして明日も次の日も生きていくんだ。無責任に言っている気がするけど、気のせいだよ。ビートルズのオブラディオブラダの歌詞もそんなこと書いてた気がする。違うかもしれない。

 

頼む名乗り出てくれ匿名でKちゃんにメッセージ送ってくれた人、お気持ち繊細ヤクザをやっている場合ではない、ここにオタクがいたたまれなさに1人布団の中で眠りにつく前に、この日記がKちゃんに読まれる前に真実を全部ここに書いた。っていうか「わたしKちゃんにメッセージ送ってないんだよね」という内容を伝えたいがためにこんなクソブログ書いてごめんな読んでくれたみんな。あとはすべて任せた。

 

その匿名マンがKちゃんと宅飲みできることを全力で祈りつつ、あとはもう「公開する」ボタンを押すだけだ、いやもうひとつ、ツイッターにシェアをするというところまでやらないといけない。えーでもこんな恥ずかしいブログをシェアするのほんま恥ずかしい。

でもまあ、「みたぬさんですか!?」ってKちゃんがツイートしたときに「せやで!!」と反応しないで、ここまで自分をコンテンツに貶める日記を書けるのも才能なのかもしれない。ああでもちょっとつらい。誰かに褒められたい。

っていうか宅飲み誘ってください。そんなことを思った夜でした。締めます。