良いプロダクトを産むための議論のスタイルについてアンケートを取ったので結果と感想を置いておく
(議論の末に)
— みたぬ (@srknr) 2017年7月11日
B「わかりましたリーダーのAさんの意見でいいです」
A「Bさんは心から納得してないでしょう。それじゃダメです。」
B「しかし私とあなたは違う人間なので別の意見を持つのは当然だし、譲歩は必要です」
A「どうして議論を避けるんですか?お互い良いプロダクトを作ろう」
なんとはなしに上記の内容でアンケートを取ったところ、多くの投票がありました。結果はご覧の通りです。投票してくださったみなさま、ありがとうございました。先にエクスキューズを申しておくと、私のTwitterアカウントのフォロワーの7割以上はおよそ理系大学出身(予定含)ですので、主にそういった経歴を持つ人たちによって投票されたと私は推測しています。
今回このアンケートを取った理由は「どちらが多数派か」ということを確かめたい軽い気持ちだったのですが、思いの外TLで意見を寄せてもらったので雑にまとめます。
<A派>
・Bには良いプロダクトを出すための議論(労力)の手間を惜しんでいるように見える。
・あとで決まったことに関してBに文句を言われないために、先にコミュニケーションコストをかけておきたい。
・議論をナアナアにしてしまうと、目標到達の最後の過程で軸がブレやすい。だから最初にきちんと認識を共有しておきたい。
<B派>
・議論を重ねたからといって必ずしも良いプロダクトが生まれるとは思えない
・Aは何が何でも我を通したいだけ
・Aを選ぶ人間は、議論のための工数や時間といったコストと天秤にかけることができていない。
私はプロダクトによってどちらの立場も選んだことがあるので、ウンどちらもわかるなあという気持ちがあります。ただ、A派が少なかったことが意外でした。もちろん投票してくれた人たちの背景事情もあるとは思いますが、もしかすると世間的にもBは多かったのにも関わらず、Aのやり方をする人が印象に残りやすかっただけかもしれません。
AがいいとかBがいいとかの議論はさておき、このアンケート結果から思うことは良いプロダクトを産む際は、こういったお互いの感性の違いからすり合わせをするなり相手の人間性を認識した方がいいのかもしれないとしみじみ思いました。