HHKBのfnキーを不注意により油性ペンで汚してしまった
今年の1月ごろに「新しいキーボードほしいなー」と思い立ち、予算もある程度見積もっていたところ、知人から「これ使わないからあげるよ」とHHKBのLite2(白)をもらった。
それまでは付属のキーボードやロジクールの安いキーボードで満足していたので、初めてのHHKBの打ちやすさにとにかく感動した。「これは本当にすごい。ごちゃごちゃした刻印もなく、やたらとキーも多くなくてすごくいい。」とめちゃくちゃ感動していた。まさしくハッピーなキーボードライフを楽しんでいた。
そして今しがた、そんな素晴らしいキーボードを汚してしまった。
本当に不注意である、読んでいた手元の専門書に付箋を貼ろうとしたとき、あろうことか、付箋メモに使ったペンの先端が出ていたままだったのである。自分の不注意もあるけど、イベントでもらった超使いにくい無料のペンごときにHHKBのキーボードを汚された。しかもよりによってわりと使うファンクションキーだ。
ある程度動揺しつつも、ネットで調べた「プラスチック消しゴムで落ちる」という記述を信じてこする。少し落ちた。ここでちょっと安堵する。そういえば無料ペンの先端はゴム製だし、細かいところはそれで落ちるだろう。こすってみる。なぜか汚れが広がる。解せない。俺はお前が嫌いだペン。
ふつふつと湧き上がる怒りを堪えつつ、静かに立ち上がりティッシュを手に取る。そして洗剤をつけてこすった。落ちない。
かくして、最高級キーボードと誉れ高いHHKBのファンクションキーに、油性ペンの汚れがついたままになった。しかもイベントでもらった無料ペンだ。無料ペンごときに5桁はくだらないキーボードが汚されてしまったのだ。無料ペンは静かにゴミ箱にダイブさせた。書きにくかったし、まったく悔いはない。あばよペン。あとは懺悔の時間だ。あらためてHHKBの前に向き直る。君は汚れた体で僕を見つめる。
大好きだよHHKB、ものすごく打ちやすいよHHKB。でもそんな君を、僕はくだらない不注意で汚してしまったのだ。君の汚れがあるうちは、きっと僕は僕の不注意さをきっといつまでも責め続けるだろうし、君はファンクションキーを押されるたびに僕をその純粋な目で眺め続けるんだろう。君は何も語らない、ただ、僕によってタイプされ続けるだけだ。
次に買う時は必ず汚れが目立たない黒いモデルにする。だからごめん、まだ僕のそばにいてくれないか。ごめんHHKB。大好きだHHKB。
図1. 汚れが落ちないHHKBのfnキー
※だいぶショックです。