はてなブログに望むことを考えていたら使うのを辞めればいいという結論に帰着した
タイトルが長いのはセンスがないからです。
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現在、はてなブログでは利用者に対して、機能要望のアンケートを取っているようです。(※逡巡しているうちにリンクが消えたっぽい)
私自身もはてブを使わせていただく中で、ちょうどタイムリーに欲しかった機能がありました。
- 特定ユーザーからのコメントならび閲覧ブロック機能
- 自ブログの読者リストから、特定ユーザーを解除する機能
この二つです。
(はてブ側としては「ブログデザインを柔軟に管理画面からカスタマイズできるようにしたい」といったUI面の要望が欲しいのかもしれませんが、自分はUXの面から考えていました。)
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機能を要望するからにはアクセプトされるかどうかは別として、「その機能が欲しくなった理由」も主張する必要があります。これはユーザーとしての義務であり、そうすることによって私自身もプラットフォームへの理解が広まると考えているからです。
とはいえ、ここで一旦思考が止まりました。
賢い方ならお察しかもしれませんが、上の要望が出た理由は私自身がはてなブログを快適に使っていく上で、「特定個人に自分のブログを絶対に読ませたくない」という鉄の意思を持っている状態だからです。
これは世に対して公開とアクセスができるプラットフォームの性質上、どちらかといえば好ましくない思想であることを理解しています。それにも関わらず、そういう気持ちを持っています。
(これが通貨を用いるサービス、たとえばヤフオクやメルカリといったプラットフォームの場合、特定のユーザーをBANさせる機能をユーザーが要求するのは非常に自然なことと思います。(日本国で取引を行う以上、違法あるいはそれに近い状態が横行するプラットフォームは看過されてはいけないと思います。))
しかしここははてなブログです。私はその特定ユーザーに対して、金銭的な被害を生じさせられる可能性は将来にわたって限りなく0です。
ですのでこれは経済的損失とかでなく、「単にこのサービスを使い続ける上では、現行の状態は不安である」という、感情の問題としての主張であることを把握する必要があります。
では次のフェーズです。「読ませたくない特定個人とはどんなユーザーですか」「どうして読ませたくない人がいるにも関わらず、はてなブログのサービスを使うんですか」、こういった質問に答える義務が出ると考えています。
そして最終的には「その問題ははてなブログの機能が変更されることで、解決しますか?」という問いに答える必要があると考えました。
(そう考えた理由として、私が仮にはてなブログのサービスを提供する側になった場合として、まず大前提として「本当にその機能が必要かどうか」という優先度や重要度を検討する必要が当然あると思います。もっといえば、いちユーザーのいち意見に一つ一つ対応していれば、疲弊してしまうのを、ユーザーこそ理解していないといけないと私は思っています。(私は無料版を使わせていただいているので、なおさら横暴になってはいけません))
「読ませたくない特定個人とはどんなユーザーですか」という問いに答えます。それは自分のブログに対して、迷惑なコメントを残したり、自ブログの読者であり続けようとするユーザーのことを指しています。
ファクトベースの話になりますが、 先日、飼い猫に関するエントリをしました。
こちらのブログはどうやら少なからずバズったようで、多くの方に読んでいただいたようです(それまでのaveが50に対して、その当時は1日150PV〜)
ただしあるときあるユーザーによって、書き手の私にとっては非常に不快なコメントが残されていました。私はそのユーザーとは面識がありません。
そのユーザーは該当エントリがバズっていることに乗っかるべく、アクセス稼ぎとして私のブログにコメントを残したそうです。(なぜそれを私が知っているかと書くと、そのユーザーが謝罪コンテンツという名の、多方面からの同情を誘うエントリをしていたからです(今は削除済み))
あまりの無神経なコメントに対し私は激怒し、そして静かにそのコメントを即座に削除をしました。 そしてそのユーザーは自分のブログの読者になっていたことに気づいたものの、読者を任意に外せないことに気づきました。
(本来、ブログといったコンテンツはPVを稼いでなんぼのものなので読者(ファン)を外すだなんてとんでもない、と思う方もいるかもしれません。しかしそうした気持ちを汲みつつも、それほど激怒するようなコメントを残されたと認識してもらえると嬉しいです。)
ここから先は妄想ですが、もしもその人が私が投稿した文章に対してどこまでも踏み台にしてアクセス稼ぎを狙う人間だった場合、たぶん自分は耐えきれなかっただろうと推測しています。(飼い猫(家族)の命という、個人的には非常に繊細な問題のテーマであったからです)
そういったことがあり、「もし、はてなに特定ユーザーをBANさせる機能があれば」「もしも読者を外すことができれば、自分のブログ管理内で今後一切視界に入れずに済むのに」という気持ちを覚えました。
しかし、しかしながら。
これは皆さんも自明の通り、インターネットで発信する以上は多かれ少なかれ必ず起こりうるものです。はてなブログに限って起こるものではありません。
さらに言及すれば、もともと私自身がブログにプライベートに即したものを書かなければ、発生しなかった不快感情です。私の甘さだと反省していました。
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はてなブログはユーザー同士が非常に近接関係にあることができて、それは他にはない魅力であり、すごくおもしろいプラットフォームだと今でも思っています。
ですが、今回自身に起こったことはその特徴(魅力)によって、発生したものだと自分は認識していて、そして発信することに対してメリットより畏怖を感じるならば、「機能要望をする前に、自分が去るのみである」という結論に至った次第です。
(↑自分の話とは別に、こうやってせっかくの良質なコンテンツが悪質なメディアによって廃れていったのかな、などとようやく我が身ベースで想いを馳せました。)
ちょっとまとまっていないんですけどこんなところで。
インターネットってむずかしいね!