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キングダムハーツのセリフで英語を学ぶその1

一つ前の記事はこちら。 

srknr.hatenablog.com

とりあえず二日目をこうして書けることで、「I'm lazy bum」にならなくてよかったです(昨日早速訳していたやつ)

日本語訳は引き続きキングダム・ハーツ・ファイナル・ミックス メモリアルアルバムを参考にしています。

ちなみにこの本はストーリーをざーっと読み返したいときはおすすめです。ほとんどのセリフをきちっと書いているし。まあ物語の補完を期待している人には物足りないかもしれませんが。。。 

 

1. デスティニーアイランド1日目つづき

ソラ: No! This huge, black THING swallowed me up!

おっ、「THING」という大文字強調があります。この時点だとソラはダークサイドという名称どころかハートレスの存在もよくわかってないですもんね。

「巨大な黒い何かが俺を飲み込んだんだ!(覆い隠したんだ)」、swallowed up で飲み込んだとか、覆い隠したとか、そんな感じの訳になります。

 

カイリ:Are you still dreaming?

「息ができなくなって!」と続けるソラにカイリが一撃放ってこの一言。

オリジナルだとここは「まだ目が覚めない?」でしたが、英語版だと「まだ夢見てるの?」になっているのが、このあとのシリーズ連作を想起していいですねw

 

ソラ: It wasn't a dream! Or was it? I don't know.

オリジナルでは「夢じゃなくて……夢だったのかなあ」というセリフが英語だと「夢じゃない!それとも……?わからない」 というなんだかモヤモヤする回答をするソラ。そりゃカイリも一撃かまします。

このあともオリジナルでは「知らない場所でさ、変な場所でさ」というセリフが「What was that place?(あの場所はなんだったんだ?)」とカイリに質問しているかのようなセリフ回しが続くので、英語版のソラは今見るとおとぼけなことを言っているのかも?と思います。

 

ソラ:Say, Kairi.

「Say」が最初についていたので動詞の命令形なのかなーと一瞬思っていたんですが、ネイティブの方曰く、「このsayは"ねぇねぇ"といった呼びかけの意味だね」と教わりました。確かにー。ここはオリジナルと一緒で「なぁカイリ」という意味になります。

 

ソラ:what was your hometown like? You know, where you grew up.

直訳すると「カイリの故郷はどんなところだった? カイリが育った場所?」 、うーん、ちょっと硬いです。

「you know, where you grew up」はその前のセンテンス「hometown」を修飾しているんですね。だからこれは省略されていて、本当は「the place where you grew up」と捉えるのが良さそうです。

しかし呼びかけの「you know」を無視するとしても、どうしてそのあと「where you grew up」と、疑問詞で始まるのにクエスチョンマークが最後につかないんだろうとネイティブの人に聞いたところ、前のセンテンスで「?」を使っているからじゃないかなーと言われる。

たとえば日本語でも「ねえそういえばあの場所はどうだった? あなたが休暇にいったところ」 といった曖昧な場所を尋ねるとき、"How was in there? Where you went for vacation."と質問するんだよーと教えてもらってわかりを得ました。

場所を主語にするとこんな文になるんですね。なるほどなるほど。 

 

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亀並みのスピードですが、いよいよ明日あたりはもう1人の幼馴染のセリフまでいきたいです。そんなお気持ちです。ではまた。