みたぬメモ

地味にメモ

ボヘミアン・ラプソディを観てきたので感想

観てきた。

www.foxmovies-jp.com

 

・鑑賞前

実を言うとQUEENの楽曲はよく知らなかった。。。

10年以上前、UTADA HIKARU SINGLE COLLECTION vol.1と同時発売でQUEENのベストアルバムも発売されて、当時はQUEENのアルバムを買った友達と自分が買った宇多田ヒカルのベストアルバムを交換して聴いたことがあるな〜〜〜って思い出した。

ジュエルズ

ジュエルズ

 

ちょうど木村拓哉さんのドラマ「プライド」の主題歌として「I was born to love you」が使われていた時期で、耳馴染みはあった。でも他だと「We will lock you」を知っていたのと、フレディ・マーキュリーエイズで亡くなったことぐらいしか実はよく知らなかった。

 

・良かったなあと思っているところ

ストーリー自体はよくあるものなんだろうけど、これが実話ベースだと承知して見ると、鑑賞後も色々考えさせられることが多かった。

 

フレディは基本的に破天荒な行動に言動が多く、飛び抜けたエピソードが物語中に明確に描かれたわけでもないけど、彼が孤独感を募らせていくところは観客の自分にもなぜか理解(あえてなぜか、という言葉を置いておきます)できたし、荒れていくところもやっぱり理解できてしまった。彼は誰もが認めるスーパースターなんだけど、我々よりも人間臭くそして脆いところをたくさん持っているように思えました。

個人的な感動ポイントは終盤、フレディがQUEENのメンバーに自分がエイズであることを告白したところ、フレディが父親と和解するところ、ライブ・エイドで歌うシーンでした。王道だろうけど。

あとスタッフロール入ったところのフレディに関する但し書きと、「Don't Stop Me Now」が流れたところが無性にエモクなった。(ちなみにとんでもないことに、このとき同曲がQUEENによるものだと知りました。ゴメンナサイ。。。)

でもQUEENほぼ素人の自分も、多くの楽曲を改めて知り、全体を通してずっと楽しめたのが満足度高いです。最後のライブシーンも圧巻でした。あれ全員エキストラ集めて撮ったのかな?

 

・劇中理解できなかったところ

フレディがエイズの検診で病院に行った帰り、診察待ちの少年と猫の鳴き声で互いに呼応しあうところがあったんだけど、あれは何が示したかったんだろう……?

 

・考えさせられたところ

結果論だけど、フレディがメアリーとあのまま付き合い続けていたら……とちょっと考えてしまいます。

彼は自分の様々な内面に気づくこともなかっただろうし、エイズになって若くして亡くなることもなかったし、私も生きているフレディを何かの機会で観られたんだろうなあと、考えずにはいられませんでした。

しかし逆に、フレディは孤独を感じ、エイズになったことで、自分の限りある命をどう使うかということに意識を向けられたからこそ、QUEEN再結成や父との和解に繋がったのかと考えると、人の人生ってなかなか奥深いなあなんて勝手なことばかり考えています。

 

あと、フレディがQUEENと仲違いをしたシーンと、QUEENとしてもう一度ライブに出るためにフレディが謝るシーンの二つでギャラの話が出たんだけど、私がもし他3人の立場ならフレディに「ギャラは均等に」とは絶対言えないなと思った。

フレディの才能にリスペクトや嫉妬とか一切なかったんだろうか……もしそれらがあれば、そんな条件なんて出せないなあなんて思ったのだけど、リスペクトや嫉妬を超えた「家族」という括りでQUEENとして頑張るんだから、全員でフレディの才能に対するプレッシャーや苦悩を全て分かち合おうという意味を込めての「ギャラは均等に」という条件提示だったのかなーと考えが至った。

 

・この曲QUEENだったんだと思った曲

「KIller Queen

よく考えたら父がよく聴いていた気がする。(赤っ恥) 刺激的な歌詞だったんだなあ。

 

「Don't Stop Me Now」

スタッフロールで流れてQUEENよく知らないくせにめっちゃエモくなった。なんか妙に泣ける。それからずっと聴いている。

 

 

・4DXで辛かったところ

雨のシーンはずっと雨降っていて、劇場の人たちもあまりの雨の多さにハンカチを頭の上に置いたりしていた。寒い日は気をつけよう。

 

俺はベルトコンベアー。(曲名にありそう)

あと冒頭は人が歩いていたり呼吸しているだけで椅子が振動する仕様になっていたから、酔いやすい人は気をつけた方がいいかも?

 

 

・次は

そういやドラゴンボールまだ観てない。