みたぬメモ

地味にメモ

精神的に老いたなと思う瞬間

精神的に老けたのかなあと思うことが増えたので、あとから振り返るためにメモを残しておく。

 

1. テレビの趣味

そもそもTVをさほど観なくなったのもそうだけど、民放よりNHKを観る機会が増えた。

小学生時代は父に、「NHKはつまんないからチャンネル変えたい!」と訴えた記憶がある。確かそのときは「なんかねえ、大人になるとNHKが面白くなるんだよ。」と切り返されたのだけど、自分もそうなっている。

NHKだとあらゆるジャンルのニュースが全部まとまっている感じがするし、主観に偏りすぎたコメンテーターがいないだとか、バラエティーにせよ教養にせよ攻撃的じゃない感じがする。なんというか観ていて疲れないのだ。

この"疲れない"という感覚を説明すると、例えば小学生の時は「あなたはたくさん食べるのね」という言葉の裏をさほど考えずに済んだ。(どちらかといえば褒め言葉ですらあったかもしれない) けど、大人になると「だからそんなに太っているのね」と、言葉のその先や、裏に含まれる意味を考えすぎてしまうのかもしれない。というか考えていかないと人間関係がうまく構築できない。そういう"思わず探ってしまいがちな感情"を、民放とCMから持ちがちになってしまって疲れる一方、NHKはそういうものを(比較的)持たずに済むのかなと考えている。

 

2. ディズニーランドとディズニーシー

TDRのどちらに行く?」という選択肢に、4年ぐらい前までなら「アトラクションがたくさんあるディズニーランド!」と一択でやっていた。スプラッシュマウンテンを始めとするマウンテン系コースターを、1日に5回以上は乗っていた気がする。朝は開園1時間前から行くし、夜は閉園ギリギリまでいたがった記憶がある。

それがなんか近年は「まあ十分楽しんだし、そろそろいいかな」という気持ちにシフトしつつある。翌日の体力や観たい&やりたいアトラクションを考えると「ディズニーシーがいいな」と思う機会が増えた。

年齢的なターゲットにあっているから、シーもありといえばありなんだろう。けど幼少期に行ったディズニーランドのトゥーンタウンが、非常に楽しかった感覚をもう一度味わいたいなという気持ちにたまになる。

 

3. 食べ放題より家のごはん

食べ放題にときめかなくなった。安いところの焼肉食べ放題はもう厳しい感じがする。

昔に比べるとそんなに食べなくてもいい気持ちになっているのもあるし、体重増加が気になるという気持ちもある。

あと外食にさほど感動がなくなってきた。それよりかは三食をいかにして効率的に調理して、栄養バランスを考え長年料理する母の方が素直にすごいと感動できる気持ちになってきた。

 
4. コンシューマーゲームを長時間続けられない&カラオケへの興味が失せた

これは性格的な変化もあるんだろうけど、屋内にずっと篭って行う事案に対して、集中をそれ一本だけにすることができなくなってきた気がする。

例えばなんだけど丸一日オフの朝8時に起きたとして、"とりあえず"ゲーム機をつけるという気持ちが少ない。それより先に「今日はごはん何にするかな〜。天気がいいし洗濯物やっておくか〜。」という気持ちの方が働く。

そしてようやくゲーム機を起動して2時間ほど。昔は課題とか放ったらかして7時間ぶっ通しでゲームができた気がするんだけど。

 

5. 人間関係

以前に比べて拘泥がなくなった。

いい側面で言えば、例えば高校生ぐらいまでは年上の人に対して、無条件に「こうあるべきだろう」といった期待や圧力の気持ちを持っていた時期がある。それを裏切られる行為をされると相手に対して怒りを覚えていた気がするんだけど、「まあ自分だってできないこともあるし、その人にとってはそれが難しいんだろう」と思うことが加齢に伴って増えた気がする。具体的にいうと「20歳なのにこんなのもできないの!?」といった、年齢によるバイアスは減ってきた。たぶん自分がその批判してきた年齢になってきたことも大きいと思う。

悪い側面でいうと、わりと親しくしてくれる人に対しても、あっさりした気持ちを持ちがちになった気がしてきている。

これはTwitterの影響もある気がしていて、その気になれば新しい人脈もすぐに切り開けるじゃろと思いがちになる。だから既存人脈に対して丁寧さが欠けがちになるのかもしれない。気をつけたい。

 

6. 限界が見えがちになる

およそこれを読まれている方も「なんにでもなれるしなんでもできるやろ」みたいな無敵感が小さい頃はあったんじゃないかと思いますが、自分も例外ではない。しかし近年は同期の中で活躍している声を聞いたり、周囲で優秀だと褒められている人を見たりすると、「今から追いつくには色々と足りないなあ」などと考えるようになってきた。

更にそこに初期体力の要素も考慮する必要があり、例えば体力があれば深夜2時まで勉強できたかもしれないけど、もうそれは厳しい。体力は「限界がある」と如実に実感できる要因なので、そういう気持ちを持ちがちになるのかもしれない。

 

 

でも常に新しいことを頭に入れて、きちんと挑戦していきたいとは思います、はい。