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地味にメモ

撮影OKの展示に行って気にかかったこと〜ぼくのなつやすみ10日目〜

なんやかんやでもう夏休みも10日目か,早いです.

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今日はこちらの二つの展示に行ってきました.

FINAL FANTASYと天野喜孝の世界展 – 2018.8.10-9.2 池袋サンシャインシティにて

 

shonenjump-ten.com

 

天野喜孝展はどの作品も撮影OKで,ジャンプ展も平日(ただし一部例外あり)撮影OKとのことで,自分もニコニコと好きな作品をスマホに収めてきました.

もちろん他のお客さんもめいめい好きなように好きな絵を撮っている人が多いのですが,はてさて中には,生の絵自体は一切見ようとせずに,スマホのカメラ越しに作品を撮影して,さあ次の作品もスマホを掲げたまま歩いて撮る,ということを繰り返しているお客さんを結構見かけました.

 

自分はたまに絵を描いたりだとか高校時代は漫研に入っていたこともあり,生の絵や原稿を見るたびに「感嘆」といった言葉では言い尽くせないほどの感情を覚えます.(もちろん描かれている内容そのものにも感動しますが,その作品を完成させるに到るまでの技術や労力を感じさせられるという別側面の感動があります)

好きな作家さんの絵を隅から隅までじっくり眺めて,筆遣い,色の重ね,そしてたまに見られる下書きの線を見ては描いた作家さんの苦悩を見やると,作品の収まっている額を通して,作家さんと世界線を共有しているような気分にすら浸れます.

 

もちろん自分の鑑賞方法がかなり堅苦しいものとは承知ですし,撮影OKという開催側の思惑を読み取らないのも無粋なのも承知です(おそらくSNSでどんどん写真拡散宣伝されたいんだよねーわかるー)

……けど,せっかく生の絵を展示しているのに,自分の目で見ずただ淡々とスマホを通しただけの鑑賞方法ってかなりもったいないんじゃないかなーと,自分は結構気にかかってしまいました.印刷物や写真の解像度では絶対に読み取れない陰影だとか,そういったものを丹念に見なくてもいいのかなーとか,まあ,余計なお世話なんですけど。。。

 

あとジャンプ展vol3に関してはvol2と比較してまた別ブログに感想を書き起こしたいなあ(願望)

ではまた.